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弁護士に相談しよう!刑事事件編【釈放・不起訴】

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犯罪全般

ケンカをして傷害罪で逮捕されたら-刑事事件が大きく変わる、暴行罪と傷害罪の違いとは

ケンカをして傷害罪で逮捕されたら-刑事事件が大きく変わる、暴行罪と傷害罪の違いとは

喧嘩両成敗といいますが、実際にケンカをすると、被害者と加害者に分かれ、加害者は暴行罪や傷害罪で警察に逮捕されることがあります。

今回は、そもそも暴行罪と傷害罪の違いは何かについて説明します。

暴行罪と傷害罪の違い

暴行とは、相手に対して何らかの力を加えた行為をいいます。
殴る、蹴るといった行為はもちろん、襟首を掴んだり、唾を吐きかけたりする行為も暴行にあたります。
また、過去の裁判例では、狭い部屋で日本刀を振り回すような行為は、仮に相手にあたらなくても暴行に当たるとされたケースもあります。

暴行を加えた結果、相手がケガをすると傷害罪になります。
ケガの程度は人によって感じ方が違う場合もありますが、通院を要するようなケガをした場合に傷害罪でいう「傷害」にあたるとされることが多いようです。
具体的には、殴られて出血したり骨折した場合や、押された相手が転倒して捻挫したような場合も含まれます。

傷害罪に当たるかどうかは医学的な見地から判断されることが重視され、過去の裁判例では、失神した、嘔吐した、病気をうつされたといったケース、近隣トラブルで大音量を隣家に向かって聞かせ続け睡眠障害や慢性的な頭痛などを生じさせたケースなどが傷害に当たるとされました。
最近では、精神的苦痛が傷害罪にあたるかが問題とされることが増えていますが、身体的・精神的な傷害のいずれでも、診断書などのきちんとした証拠をもとに傷害の内容や程度が判断されることになります。

暴行罪と傷害罪の罪の重さの違い

暴行罪と傷害罪では、刑法で決められている罪の重さにも違いがあります。

暴行罪の場合

法定刑は2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金又は拘留もしくは科料とされています。

傷害罪の場合

法定刑は15年以下の懲役又は50万円以下の罰金とされています。
懲役刑は1ヶ月以上とされているので、傷害罪の場合の法定刑は1ヶ月から15年までとかなりの幅があります。
これは、傷害と言っても暴行の態様や負った傷害の程度にもかなりの差があるために、具体的な事情に応じて刑罰を決められるようにしているからです。

このように、暴行を加えた結果、相手に傷害を負わせたかどうかで、刑罰は大きく差が出ます。

暴行罪、傷害罪で加害者、被害者の決め方とは

一方的に暴行を加えたというケースでもない限り、喧嘩をしたような場合は当事者の双方が加害者にも被害者にもなり得ます
しかし、警察は被害届を出した方を被害者として扱うので、出された方は加害者として逮捕されることもあります。
そのような場合には、弁護士を付けて、自身も被害を被ったことや喧嘩のときの状況を伝えてもらうなどの弁護活動をしてもらいましょう。

いかがでしょうか。
路上でのちょっとしたトラブルから喧嘩は発生することがありますが、手をだしてしまうと暴行罪や傷害罪と言った刑事事件に発展する可能性があります。
喧嘩をしてご自身が暴行罪や傷害罪で訴えられそう、ご家族が暴行罪・傷害罪の刑事事件で逮捕されたというような場合は、まずは弁護士に相談しましょう。

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